アンティーク・コイン & 実物資産で手堅く運用する / 田中徹郎 〔本〕
この本で、と面白いと思った所を抜粋、まとめてみました。
アンティークコインの本ですが・・・
私がここで書く内容に、コインの話はほぼなく(タイトル詐欺!?)
興味をそそったのは 金、ダイヤモンド、ルビーの話。
特にダイヤモンドについては下記と同様、企業の戦略だったんですな。
企業によって作られた・・・
一大イベント、常識!!(と思わされてるモノ)
・食事は3度
・年賀状
・就活、婚活、終活
・クリスマス、バレンタイン・・・etc
【金の実物への投資ではダメなのか?】
現在まで掘り出してきた金の量はオリンピックの公式プール3.5杯分。
(これ、怪しい投資話で後
プール3.5杯分しかない
みたいに言われました^^; 価値は上がるのみだから金の投資をしましょ!!と無知は危険すぎる)
生産量は年間3000トンで、10年で3万トンになる。
これに対して
人類が彫った累計が16万6000トン(田中貴金属調べ)
だとしたら・・・
これからの10年で18%増、という事になります。
●金の用途比率
・工業用に6%消費
・宝飾品、コイン、中央銀行の退蔵用に94%消費
という事で大半の金は消費して消え去る事がない。
つまり、金の希少性が、時間の経過とともに薄れる。
●金で作られた、アンティークコイン
⇒もう作られる事が無い
⇒地金に対して、希少性有、しかもインフレ耐性有
●地金
⇒金自体は金融商品
⇒ETFとして株式市場で常に売買される
⇒金は常に投機にさらされている
〇金に対する、アンティークコインのデメリット
・傷がついたら価格半減 ⇔ 金は傷について関係なし
・売りにだすにしても、オークションに出すにしても手数料10~15%
⇔ 金は手数料1%
【結論】
各々の投資に対する考え方、投資の目的、期間によって地金、アンティークコインのどちらがふさわしいか、考えるべし。
【なぜダイヤモンドで実物投資はダメなのか?】
・海外では日本ほど、結婚指輪=ダイヤという訳ではない
・●アビス社の戦略的広告が発端 『結婚指輪は給料の3カ月分』
・デ●ビス社がダイヤの占有率が大きく、相場を人為的に作ってる時あり
・中央銀行が、供給量を操作する紙幣同様
デア●ス社によって供給が操作されるダイヤは投資対象にすべきではない
【希少性が際立つルビー】
・4大宝石(サファイア、エメラルド、ダイヤモンド、ルビー)の中で最もルビーが希少性有
・深みがあって綺麗な加熱処理されたルビーよりも、非加熱のルビーの方が価値あり
・天然ルビー=非加熱ルビー、という事ではない
【まとめ】
私はアンチ投資ですが、資産防衛という理念の元行う投資、
誰かを応援したいという投資は有りかと思っております。
〇地金は無くならない
〇ダイヤも所詮、企業の戦略
〇是が非でも結婚の時にダイヤを買わなければならん! という事は決してない
※そしてダイヤの希少性も薄れて来てる
〇必ずしも綺麗=価値がある、という事ではない
※作られた美は価値が低い
↓↓↓
この世界は儲けようとしてる人々
企業により
虚偽や作られた概念で蔓延してます。
視野を広げる事、本当の事を知ろうとする事が大事です。
教えてくれたヒトがいいヒトだから
凄いヒトだから=信頼に値する、ではありません。
信じやすい日本人の多くは、この【権威性】によって
騙され怪しいビジネス、投資に手を出して失敗する(実体験済)
あくまでも、自分で調べられる所まで 自分で調べるべし。
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